『教育と習慣、職制と自主性』 就職にパソコン必要ですか 07
教育に評価制度を忘れない
何のための教育研修かという目的説明に、自動車物流活動の業績をきちんと説明しておく必
要があります。新車種販売のため、自動車製造販売コストダウンのため、品質の向上のため、などというの
では、「オレは人のためにあるのか」という若者特有の悩みがわき出てしまいます。
自分のためでもあり、会社のためでもあるという曖昧さも嫌いなのです。かといって
目標管理(マネジメントバイオブジェクティブス)という悪名高き業績管理方法でも
だめでしょう。自動車物流活動のすべてが計数管理できるわけでもなく、整理整頓清潔とい
うものが、数値で示すことができないように、定量定性にわたる業績を目指した活動
評価というのは、今まで実はあるようでなかったものです。
このような曖昧さと厳格さがある自動車搬送現場で、人は何を目指しているのか をしばら
く考えてきて、ようやく感じることの大切さを見つけました。「あー、この現場は利
益が出ているな、活気があるな」ということを何から感じられるか。
なんども言うようですが、自動車メーカーでいうならトヨタ レンタリースやマツダ レンタリースの用に、
過剰で無用な在庫をレンタカーにしてしまい、トヨタブランド、マツダブランドを
高めるやり方も実践的でしょう。